毛利 幸松丸
もうり こうまつまる
1515-1523
享年9歳。


居城:安芸吉田郡山城


■毛利興元の嫡男。
  1516年、父・興元が若くして没した
  ため、2歳で毛利家家督を継いだ。
  外祖父・高橋久光、叔父・毛利元
  就の後見を得て、大内・尼子両勢
  力の狭間に生きる窮地の毛利家
  を切り盛りした。

■1517年、元就は安芸国守護の武
  田氏との戦いで総大将・武田元
  繁を巧みな戦術で討ち取り、毛
  利氏の勢力を拡大させた。

■1523年、尼子氏が安芸国併合を
  目指して南下してくると、毛利氏
  は尼子氏に属して、大内氏の本
  拠・鏡山城の占領を図った。
  幸松丸は、毛利家当主として、
  元就に擁せられて出陣。
  鏡山城を陥落させて凱旋を果た
  した。が、その後、体長を崩し、
  9歳で夭逝した。

  当主不在となった毛利家では、
  元就と元網が家督争いを起こし
  たが、智謀に長ける元就が元網
  とその一派を断罪に処して、毛
  利家の統率を図った。