猪苗代 盛国
いなわしろ もりくに
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名称:平太郎、彈正忠、盛親
居城:陸奥猪苗代城


■会津の雄・蘆名氏の一族であった
  猪苗代氏は、佐原十六郎右衛門・
  平義連の後裔という奥羽屈指の
  名族である。

  当初、猪苗代氏は蘆名氏に属し、
  奥羽の地を領していた。

■1585年、盛国は嫡子・盛胤に家督を
  譲り、隠居したが、1588年、後妻の
  讒言(ざんげん)により実子の盛親を
  放逐して、再び猪苗代城主に返り咲
  いた。

■1589年、蘆名氏と伊達氏との間で
  奥州の覇権を争う大決戦・摺上原
  合戦が勃発しようとした直前に盛国
  は蘆名氏不利と判断。

  蘆名氏に背き、伊達成実の家臣・
  羽根田直景に仲介を頼んで、伊達氏
  に降伏した。

  摺上原の戦いでは、伊達軍の先鋒
  隊に加わり、奮戦し、伊達軍の勝因
  を作った。