片倉 重長
かたくら しげなが
1585-1661
享年77歳。

名称:佐門、小十郎、重綱、伊豆


■政宗の腹心として活躍した片倉景綱
  の嫡子。
  若くして武勇にすぐれ、世に名高い
  美丈夫として知られた。

■1600年、会津征伐に際して、父・景綱
  に従い、白石合戦に参軍。
  父とともに活躍した。

■1614〜15年の大坂冬の陣、夏の陣で
  は、父に代わって伊達軍の先鋒を務
  め、1000余の軍兵を率いて、道明寺口
  の戦い出陣。

  豊臣方の後藤基次、薄田隼人正兼相
  が率いる豊臣軍主力部隊を撃破し、”
  鬼の小十郎”として居並ぶ諸将に恐れ
  られた。

■重長は稀にみる美男子で、関ヶ原の
  戦いで西軍を裏切った小早川秀秋
  が重長を追いまわしていたという逸話
  も残る。

  父・景綱譲りの智勇と戦国屈指の美貌
  を誇った重長は、伊達家を代表する
  武将となった。

  妻は大坂の役で豊臣方の武将として
  活躍し、後世に”天下一のつわもの”
  と賞賛された真田幸村の娘・梅で
  ある。